だっことおんぶの道具
今はだっこやおんぶの道具は海外製品も多く、同じ製品のバージョンも増えて、選択の幅が広くなりました。
しかも新しい製品がどんどん出で来るので同じ会社のものでも何を選ぶか、迷ってしまいますよね。
お母さん方から、よくわからないけど値段が安かったから、逆に高いから良いもののように感じた、ネットでよく見かけるから、等、選択の仕方は様々なようです。
赤ちゃんのからだは発達の途中で日に日に変化していきます。そしてお世話するお母さんの体格や体の使い方は皆同じではないので、両方のからだに合う、便利で使いやすいものを選び、その道具の良さを活かした使い方をしたいですね。
だっっこやおんぶはどんな時にするでしょう?
あやすとき、泣いている子を落ち着かせるとき、寝かしつけるとき、移動するとき、お子さんから目が離せないけれど家事をしたいとき…
様々な場面でしますね。
赤ちゃんはどんな風に抱かれると安心して心地よいでしょう?
赤ちゃんは心とからだの発達の途中です。未熟な体が楽に支えられ、視線などの五感で感じる刺激が心地よく、満たされると良いですね。
お母さんはどんな風に抱いたら疲れにくいでしょう?
姿勢や生活の動作に負担の少ない支え方をしたいですね。
抱かれるってどんな意味があるでしょう?
肌と肌の触れ合う心地よさ、いろいろな場所に移動してもらえたり、だっこの高さで広い世界が見渡せたり…それは心とからだにたくさんの刺激を与えてくれますね。
子どもを抱きしめるお母さんも、愛している気持ちに満たされる幸せを感じることもあるでしょう。
だっこやおんぶはただ子こどもを運ぶためにするばかりではなく、生活の様々な場面の中に親子がともに育つ、育てることと深くつながっているように感じます。
そして生活の中でするからこそ、それが楽で簡単であることもまた、大切だなと思います。
道具を使うのは一つの方法です。赤ちゃんにとって、お母さんにとって、抱いたりおんぶしたりすることの、場面に役立つサポートの一つとして、上手に取り入れたり、使い方の工夫ができたら良いなと思います。
みむろ助産院では、赤ちゃんのからだの特徴や発達をお話しして、それを踏まえた赤ちゃんの抱き方、お世話の仕方などをお伝えしています。
素手のだっこを体験したうえで、
道具をお持ちの方は、お手持ちの道具を調整したり、ご希望に応じ、昔ながらのおんぶ紐、スリング、へこおび、ベビーラップを使っただっこやおんぶの体験をすることもできます。
道具はそれぞれ特徴があります。どれをどんな風に使えばお子さんもお母さんフィットするか、一緒に考えていきます。
お母さんだけでなく、道具はお父さんやおばあちゃんなどのお子さんのお世話に関わるご家族が使うこともありますから、ご一緒にいらしてご家族と一緒に体験していただくのもよいですね。
子育ての道具は安全であること、使用しやすいこと、お子さんとお世話する方の生活や体に合ったものであることが大切だと思います。
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